ポイント
ある日、忙しく仕事や家事をしているあなたのもとに、1本の電話がかかってきます。
「もしもし、〇〇会社の〇〇申しますが、今日は、〇〇の件でお電話をさせていただきました」
「うちは必要ありません」
「今は〇〇していますか? こんな〇〇なのですが、ご興味はありませんか」
「だから、必要ないって言ってるでしょ」
「よろしければ一度、お話だけでも聞いてください。お願いします」
その後、あなたはガチャンと電話を切る。
想像してみてください。ものすごく忙しいとき、このような電話がかかってきたら、あなたはどう思うでしょうか? 間違いなく「邪魔だな」、「うるさいな」、「今忙しいのに」と感じるはずです。これが、テレアポされる側の心理です。
テレアポする商品・サービスの内容にもよりますが、相手がどんな状況にあるのかわからないまま電話をします。仕事中、休憩中、掃除中、洗濯中など、相手はさまざまな状況にいます。電話では相手の状況が見えません。このときの相手の状況が映像で見えてわかっていれば、どんなにテレアポがしやすくなるでしょうか。今なら、電話をしても大丈夫だという状況が見えるわけですから。
テレアポされる側の気持ちや心理は実にさまざまです。しかし、ひとつだけ言えることは、「歓迎はされていない」ということです。このことだけは、間違いありません。そして、歓迎されていないのに、どんどん話し続ける。テレアポする側は切られては負けだと思っているため、切られないためにまくし立てます。
しかし、相手を追いかけている段階で、すでに負けているのです。恋愛でもそうですが、追えば相手は逃げます。よく言われることですが、恋愛の達人は相手を追わずに追いかけさせます。テレアポのほとんどは、売り込みの電話です。
一般的に、人は売りつけられることを嫌います。それは、自分自身の判断で、買うか買わないか決めたいからです。インターネットでの通信販売が伸びています。インターネットでは、商品の購入ボタンを押さない限り、購入したことにはなりません。自分自身の判断で、購入するか、どうかを決めることができます。さらに、インターネットでは複数の商品を簡単に比較検討することが可能です。
この部分がテレアポとの大きな違いです。テレアポされる側の心理としては、「テレアポ=売り込み」なのです。
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